型番 |
R87 |
ゲージ |
■レイル(書籍) |
カテゴリー |
No.80〜 |
販売価格 |
3,600円(税込3,960円)
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購入数 |
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■碓氷峠アプト廃止から50年
群馬県と長野県の県境にある碓氷峠.中仙道の昔から交通の難所として行き交う人々の前に立ちはだかってきました.明治26/1893年には,急峻な峠道を克服するためにアプト式歯車軌条を採用した上で,関東と信州を結ぶ幹線鉄道が開通しました.アプト式による特殊な運転扱いは,後に輸送力増強のネックとなりましたが,旅人にとってはまたとない興趣をさそう路線となったのでした.
そのアプト式鉄道を廃止して一般的な粘着運転に切り替えたのは,昭和38/1963年9月末のことでした.
今年は,それからちょうど半世紀の節目にあたります.そこで,河村かずふささんが碓氷峠への思いを綴ってくださいました.当時を知る人にも知らない人にも,50年前の上州と信州の間の山越えを偲んでいただく,またとない機会となることでしょう.
資料編としては,三宅俊彦さんによる信越本線の旅客列車運転史を掲載しています.粘着運転への切り替えを挟んだ昭和30年から電車特急“あさま”誕生まで,激動の10年間の記録です.
加えて,昭和30年代の碓氷峠の表情を,地元の趣味人である田部井康修さんのネガアルバムから,存分にお楽しみいただきます.
そして今,上州側の横川と,途中の熊ノ平駅との間のアプト式路線跡が,歴史遺産として整備,線路跡は遊歩道となっています.その遊歩道から辿る碓氷峠の苦難の歴史を,“レイル”製作スタッフでもある脇 雅恵が辿りました.
■ドイツとスロヴァキアの保存蒸機
そして,85号でのオーストリアとスイスに引き続き,ドイツとスロヴァキアの保存機訪問レポートを寄せて下さいました.こちらもお楽しみください.
2013年7月20日(土)発売 定価:本体3,600円+税
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